「言ったことって、ホントにそうなるよね」と、思っている人なら腑に落ちるかもしれません。
もし結婚したいと考えているなら、「素敵な人と出会いたい」と言わないほうがいいのです。
<<移転しました>>
間違った言葉で間違った状態になってしまう
私はときどき、誰かが書いたアファメーション(目標や願望を表す文章)を添削することがあります。
正しく書けているのかどうか?をチェックして、間違った書き方をしている場合は、書いた本人と一緒に、最適な言葉を探していく作業をするのです。
ちなみに、「間違った書き方」というのは、自分が望んでいることを的確に表していない、ということです。
「正しさ」の基本が存在するわけではないのです。その人の本心と相違してしまってる文章を「間違った書き方」と呼んでいます。
特に、恋愛や結婚に関することでは、ちゃんと書かないと間違った言葉通りになってしまうので、慎重に書いていかなくては!と考えています。
何故ならば、この私自身がそれで失敗しているからです(笑。
20代の頃は本を読んでそのまま適当に書いていたため、間違った書き方をしてその通りの人と結ばれてしまったのでした(滝汗。
では、「素敵な人と出会いたい」という言葉づかいの、どこが間違っているのでしょうか!?
あの人は素敵な人だね、って意外とよく言いませんか?
「素敵な人と出会いたい」
は、非常に曖昧な言い回しになります。自分にとっての「素敵な人」って、どんな人?って考えてみると、わかりやすいかもしれません。
私たちは普段、「あの人、素敵な方だよね」と言ったりします。
その際に、人間性が立派な白髪の紳士のことを「素敵だな」と思うこともあれば、世間から叩かれても力強く自分軸をぶらさずに生きている人の姿をみて「素敵だな」と思うこともあります。
ファッションや身なりが洗練されている素敵な女性を指して「素敵な人」と言うこともよくあります。
自分よりだいぶ年下のオリンピック選手のストイックさと情熱に感動して「素敵な人だね」と言うこともあります。
このように、「素敵な人」というのは、よく考えてみるとけっこう曖昧な言葉ですよね。
自分なりの意味(定義)を考えないで「素敵な人と出会って結婚したい」というような使方をしていると、自分がイメージしていた素敵な人と異なる人とのご縁が繋がってしまうかもしれません。
例えば、「ファッションや身なり “だけ” が素敵だった」とか、「年齢が30歳以上離れた立派な方だった」とか、「ストイック過ぎて家庭をかえりみない人だった」など、大いにあり得るのです。
もともと望んだ出会いとは異なってしまってしまったら、とても残念ですね。
その洋服、素敵だね
わかりやすい例があります。
「そのスカーフ、すっごく似合ってる!とっても素敵だね」と、べた褒めしたら、なんと首からそのスカーフを外して私にプレゼントしてくれた人がいます。
本当に心から素敵なスカーフだと思ったのですが、私には全く似合いません。彼女のような大柄でスレンダーな人に似合う大柄でカラフルなスカーフだから。
私が「素敵だね」と言ったのは、彼女がつけると素敵だねという意味です。
押しの強い年上の方だったため、うまくお断りしきれずに持ち帰りましたが、一度も使っていません...
他にも、「そのピアスとても素敵!配色が素晴らしいわね!」と褒めたら、別れ際にそれを外してくれた人がいます。
天然石だから高価なものだと思います。ターコイズブルーと紫色の、私が大好きな色の組み合わせなので、心の底から素敵だなと思ったのです。
ですが...欲しいとは思っていません。かなり大きなピアスだったし、この配色に合う洋服を持っていないからです。
彼女は日頃から、ミステリアスでサイケデリックなファッションをしているから、この派手なピアスがとっても似合っていたのです。
この時も同じく、断りきることができずに持ち帰りましたが、一度もつけていません。
例が長くなりましたが、結婚したい独身女性がことあるごとに「素敵な人と出会いたい」と言っていると、私がもらったスカーフやピアスのようなことになりかねないのです。
『素敵は素敵だけど、欲しくはない素敵』が手に入っても嬉しくないばかりか、逆に困ってしまいます。
他人を褒める時の「素敵な人」と、自分が欲しい男を描写する時の「素敵な人」は、同じ言葉づかいなため、潜在意識が区別できないんですよね。
素敵な人を、具体的に書いてみる
素敵な人と出会って結婚したい場合、自分にとっての「素敵な人」とはどんな人なのか?を、具体的に表すことをおすすめします。
私はよく「どんな人と出会いたいのか?50項目書き出すといいよ」とお嬢さんたちにアドバイスしています。
これをやった人のほぼ全員が、50項目すべてを網羅した男性に巡り合っています。
そんな報告を受けるたびに、あっぱれ!と感激し、バンザイしてしまうのです。
50項目の中には、基本的なことも、必ず入れてください。
「書いた50項目すべてに当てはまる、自分の理想にピッタリな男性と巡り合った」と教えてくれたある30代の女性は、1つだけ彼の嫌なところがあると言いました。
それは、既婚者だというところ!!!!!
50項目の中に「年上の包容力がある男性」と書いたそうで、それが当てはまる相手だそうです。でも、50項目の中に「独身の人」とか「初婚の人」と、基本的なことを書き忘れていたのです!
間違えを恐れず、望みを言葉に表そう
このような話をすると「間違ったら怖いから、最初から何もしない方がいいんじゃないか」とおっしゃる方もいます。でも、それは違います。
自分の望みを明らかに(言語化)しない場合、その他の自分以外の人の望みが叶えられ、あなたがそちらへと引き寄せられることになります。
それって、イヤじゃないですか!?
特に、モテる女性には注意していただきたいことです。
自分が望んでいるような人ではなく、自分が望まれている人のところへと、潮流にのってクラゲのように漂って行くことになるのです。
望みを明らかにしない場合は、無意識の中にある隠れた望みが、「あなたの望み」となっています。
例えば、親から「長男はダメよ、弁護士がいいわね、なるべく家から近い人だったらいいな」とよく言われていたとしたら、それが無意識の中に望みとして入っています。
内容が不明確な無意識に翻弄されるのではなく、自意識でしっかり考えて、心から望んでいることを自分の中から引き出していくことは、大切な作業だと思います。
「いつも同じようなタイプの男に引っかかってしまう」という、パターン化された人間関係を繰り返しているお嬢さんも、要注意です。
ぜひぜひ、しっかり心と頭で考えながら、50項目を書き出してみてください。
「書く」ことと「言う」ことは、同じですよ。
望んでいないことは言わないようにしなくちゃですね。
言葉と思考は同じだからこそ
望んでいるような大恋愛を手に入れる方法は、意外と簡単。やればすぐにできることです。
ちゃんと書き出しておき、普段から正しい言葉づかいを心がけるだけでいいのです。「正しい」の基準はなく、自分の本心にとって正しい言葉だけを放ちます。
結婚したいと望んでいる独身の方は、老若男女問わず、「素敵な人と出会いたい」と、曖昧に言わないでください。
今日は、私のパーソナルな失敗談もお話ししましたが、まだまだ数えきれないほどの失敗があります。
これからの方には同じ失敗は繰り返してもらいたくはないな〜と、切に思ってしまうのは歳のせいでしょうか...
できるだけ沢山の、結婚や大恋愛がしたい独身女性に届きますように♪