15年ほど前になりますが、興味深いカラー診断をやっていただいたことがあります。
それは、似合う似合わないという診断ではなくて、その人にとって必要なカラーについての診断だったのです。
膨大な数の質問に答えた後、診断が出ます。カラーと心理学に基づいて判断しているようでした。
いただいた冊子に「あなたの場合は、こういう時はこんな色に助けられますよ」というようなアドバイスが書かれていました。
一番びっくりしたのは、「あなたにとって最も必要な色はベージュです」と言われたことです。
なぜならば、その当時はベージュ系はあまり好きではなかったからです。
それに、ベージュは私に似合わない色なので、この色の洋服も持っていませんし、靴やバッグだってベージュ色のものは持っていませんでした。
そんなわけで、診断結果を聞いてなんとなくガッカリしてしまったんです。
診断してくれた人に、正直にこのことを話しました。
すると、こんなことを教えてくださったのです。
<<移転しました>>
「よくあることですよ、その人にとって
『嫌いな色』が、最も必要なカラー
だっていうケースがね!
いったいぜんたいどういうことなのでしょうか!?
なぜこの色が嫌いになったのか?
あなたの嫌いな色は何色ですか!?
なぜ嫌いな色が嫌いになったのですか!?
好きな色が好きな理由もわからないでしょうが、嫌いな色についても同様です。
「自分にとって必要だったから、この色を好きになった」というわけではないですよね!?
「自分にとって悪影響があるから、この色が嫌いになった」というわけでもありませんよね!?
では、嫌いな色が嫌いになった理由はなんでしょうか!?
嫌いな色が嫌いになった理由とは
「嫌いな色」というのは、過去に体験した感情的な出来事との関連づけによって、決められている。
私たちが過去に体験したことと関連づけられて、その色が「好き」か「嫌い」かが決まるのです。
過去の体験に紐づけられて、「この色が嫌い」と認識するようになるのです。
「好きな色」に関しても同じです。
避け続けてきた色が欠落しているという事実
色というのは「光」が反射してそう見えているものですよね。生命にとって光のフルカラースペクトラムは必要なもの。
もしも『嫌い』と認識している色を避け続けていたとしたら、どうなるでしょうか?
その色が放つ周波数が足りなくなってしまうのではないでしょうか!?私のように、ある色を避け続けていたら何かが欠けてしまうのです。
だから、診断で “最も必要な色” というふうに出てきたのかもしれません。
嫌いな色が治療カラーになってくるんですね!崩れたバランスを取り戻すためのピースとなってくれるのでしょう。
嫌な感情を思い出さないための生体の防御反応
嫌いな色を避けるようになる理由は、その色にまつわる出来事や否定的な感情を思い出したくないからです。
そのことを思い出したくないから、その色を避けるのです。ちゃんと避けるために嫌いになるとも言えます。
これらはすべて、無意識の内容になっています。だから意識ではわかってなかったんですね。
嫌いな色を嫌いじゃなくする方法
嫌いな色って、実は必要な色。
最もパワーを与えてくれる色だったりする。それなら、嫌いじゃなくしたい!って思いました。
嫌いじゃなくする方法は、記憶と感情を切り離せばいいだけです。
まず、『嫌いな色』を思い出してみてください。
次に、その『色』にまつわる出来事を思い出してください。
その出来事にまつわる否定的な感情はありますか?
思い出したら、完了です!
思い出すということは無意識の湖から汲み取ってきて、意識上にあげられたということになります。そうすれば問題は解決です。
今度からは、嫌いだった『色』を見ても感情が張り付いていないので、色の中の1つにすぎない、という認識になります
嫌いな色を取り入れて実験してみよう
もしも、何も発見がなかったとしても大丈夫です。
「もしかしたら、自分の嫌いな色が人生で足りない色になってるかもしれないな〜」と考えてみるだけでも大丈夫。
そして、小さいところから嫌いな色を生活に取りいれてみるのはいかがでしょうか!?
試しにハンカチ、普段着のTシャツ、下着、などで取りいれてみてください。
『気持ちいい心』になれたなら、御の字ですね!
🔸この記事は[大道ブログ]に引っ越しました🔸