言葉は乱れて当たり前!井上ひさしさんが教えてくれた進化する言葉で一番大切なこととは!?

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「私、ちょっと煮詰まってるかな?」と思ったら、駆け込んでいる古い喫茶店があります。

香り高い紅茶をいただきながら、ゆったりした時間の流れに身を任せていると、いつの間にか正気に戻ることができるのです。

先日そのお店の古い本棚で、小説家・劇作家・放送作家の故 井上ひさしさんの本を見つけました。お茶をいただきながら読んでいたら、こんな一節に出会いました。

日本語は常に変化しているものですから、「昔は正しかった」というのは間違いだと思っています。


この本は2011年に書かれたものですが、現在でもこのことは本当のことですよね。未来もたぶん同じなんじゃないかと思います。

日本語は、どんどん変わっていってますよね。歳をとるごとにしみじみと思ってしまうので、井上ひさしさんの「言葉は乱れて当たり前なんです」という一文にすごく共感してしまいました。

ふかいことをおもしろく―創作の原点

コンビニ敬語に違和感を感じていたのはおばさんだから


10年ぐらい前から、コンビニエンスストアーで妙な敬語らしきことを言われるたびに違和感を感じていたのだけど、違和感を感じること自体が老化現象の表れかもしれないと思い(笑)、慣れようとしてきました。

「一枚で、よろしかったでしょうか


という言葉はその一つ。正しくは「よろしいでしょうか」ですよね?と昭和生まれの私は思ってしまうのです。それから....

「1.000円からお預かりします

そう言われると、「え?“から”って何?」と思ってしまうのです。昔はそのような使い方をしていなかったもので。あと、

「こちら、お釣りの方になります

と言われると、「“方”って?なんで入れるのかな?」と。いちいち違和感を感じてしまうのです。

ところが!

言語の専門家の方々にの解説によると、これらの新しい言い回し方は「特に間違えではない」のだそうです。

例えば、「よろしかったでしょうか」という言い方は、「私の認識はこれで間違いないか?」と相手を配慮して自分サイドの事を確認する表現方法であり、間違えではないとういうのです。


「1.000円からお預かりします」というのも、「このいただく1,000円から頂戴する金額以外の金額を返す」という意味合いで使っているので、これは省略語であり間違えではないということです。

「お釣りの“方”になります」も、ピンポイントで対象を指さない丁寧な言い回しで、古来から日本で使われていたそうなのです。

これらのコンビニコトバに違和感を感じていた私の方が、間違っていたのだなぁ。軽くショック受けました(笑)

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私も知らなかった、言葉の変化


昭和のはじめ頃までは、「とても」の下には必ず否定がつくのが当たり前だったそうなんです。

「とても苦手だ」
「とてもかなわない」

こんなふうに否定語の前につけるものだったそうです。

でもその後、だんだんと「とても」は強調語として使われるようになってきました。


「とても嬉しい」
「とても元気です」
「とても美味しい」

などなど。現在は、私たちは普通に「とても」の後に、否定以外の言葉をつけて使っていますよね。だから、このことを知った時は、ちょっと驚きました。


新たな言葉の使い方が世の中に出現してきて、最初のうちはみんなが違和感を感じてしまう。

でも、それを使う人が増えてきたら「おかしくない」という意識が広がっていく。

そうすると、「それは正しい言葉の使い方です」となるわけですね。つまり、言葉は進化してるってことですね!

 

一番大切なことは

 
井上ひさしさんは、言葉が乱れるのは当たり前で、なん億人の人たちが同じ言葉を使うわけだから、違ってていいと述べていました。

「言葉は少しずつ世の中に合わせて動いていかないといけない」と。

以前の言葉をしっかり知っている人は必要です。でも、それ以外の人たちにとって大切なことは、こんなこと。
 

井上ひさしさんの言葉

自分が使いこなせる言葉でものを考えることが大切です。

 

生半可な外来語とか、意味をきちんと理解してない言葉を使って、ものを考えていくと、その言葉に合わせていい加減な理論構築をしていくようになる。

それが『一番危険なことです』と、おっしゃっていました。

そうかそうか。

私もまだまだ「こちらが今日のブログ記事のになります」と、言う勇気はないです(爆)。

死語をなるべく使わないようにしつつ、自分が使いこなせる言葉でものを考えていくようにしたいです。