<<移転しました>>
「うちの子、ほとんど自分の勉強机って使わないのよ。いつもリビングで宿題してるの。」と、ご近所のママさんがおっしゃっていました。
そういえば、そんな話はよく耳にするような気がします。そして、自分も昔そうだったことを思い出しました。
家族がそばにいた方が安心する、ということもあるのでしょうね。でも、大きくなって受験勉強をするときになったら、ちょっと困ることも出てくるかもしれません。
家族が会話していたりテレビがついていたりする中で、受験勉強をするのはちょっと大変ですよね。集中力も続かなさそうです。
そこでママさんに、お子様の勉強部屋の様子について聞いてみました。すると、集中力が持続しないデスクの置き方をしていることがわかりました。
間取り的な余裕もあるようでしたので、集中力が高まる机と椅子の置き方をアドバイスしてみました。
するとママさんは「その置き方できるわよ」とのこと。早速、家に帰って試してくださったのです。
実は私自身も、自分の書斎の机の配置をそのようにしていて、明らかな効果を実感しているのです。
集中力が上がる、机と椅子の配置について絵を描いてみましたので、よかったら見てくださいね。
集中力がアップする机の置き方
こちら↑が、集中力が高まるデスクの置き方です。絵がちょっとビミョーでごめんなさい。以下の条件を満たした配置になります。
★入り口のドアが目に入る
★窓の外も視界に入っている
★部屋に風が通る道筋に座る
よくある机の置き方は壁に向かって並べます。壁に向かっていた方が雑念がわかなくて、集中力が増すんじゃないか?という思い込みがあるのですよね。
ある別のお母さんも、この置き方に変えたところ息子さんが「こっちの方がイイ」と言って、よく勉強するようになったそうです。だけど、週末にそれを見たお父さんが「こんな妙な置き方をするんじゃない」とお怒りになって、元に戻されてしまったそうです。
妙か妙じゃないか?ではなく、「実際に集中力が上がるか?」「心地よいか?」で選択した方がいいのにな〜と、私は思うのですが...。あなたはどう思われますか!?
では、なぜこのような机と椅子の置き方をすると、集中力が高まるのでしょうか!?
心理的な安心感が、集中できる環境をつくる
こちら↑の絵は上と同じ部屋で、天井から部屋内を俯瞰して見た図になります。
なぜこのような机の配置にすると、集中力が増すのか?というと、心理的に安心安全な気持ちでいられるからです。
ドアから誰か入ってくる様子も、窓の外の様子も、一望できる位置に座っていると無意識が安心するのです。自意識では「誰が入ってきてもいいし、気にしてないよ」と思いますよね!?でも、無意識は違います。
この座り位置のことをコマンディング・ポジションといいます。司令席みたいな感じです。
社長室の、社長さんのデスクは必ずと言っていいほど、このような配置になっていますよね。ドラマなんかでもよく見かけます。
社長さんは、入ってきた人とすぐに顔を合わせられるように座っています。
お子様の子供部屋(自室)でも、お父さんの書斎でも、司令席に座りながら作業をすることで、集中して考えることができるのです。社長さんみたいに!
それに加えて、ドアから窓にかけて風が通る道筋に座ることになりますので、気分や意識がリフレッシュされるのです。
悶々としてしまうことが激減するデスクの配置です。
実際にやってみると、効果が感じられる
先のご近所のママさんも、早速この配置にお子様の机を模様替えしたところ、「息子に気に入ってもらえた!」とのことでした。
自分の勉強部屋で宿題をするようになったので、ママさんとしては、なんとなく物悲しさを感じてしまうそうです。
でも、「自分は集中して勉強できる」という体感は、お子様にとって大きな自信にも繋がるため、大切なことですよね。
この配置にしたことがない方は、もしチャンスがあったら、コマンディングポジション試してみてください。これ、本当に効果が実感できます。大人も子供もです。
私自身、もう壁に向かって仕事するなんて、考えられなくなっています。そのくらい心地いいし、集中できるんですよね。
Have a nice weekend!!!!