冷たい氷を口に含みたい、酸っぱいものが欲しい、これはホルモンがバランスを崩しはじめた中年女性が健康を維持するために無意識にとっている本能的な行動なのです。
「ねぇ、ねぇ、コンビニでサクレ・レモン見かけたら買ってきて!」
夏が終わりを告げた頃から、この質問を何十回も言われ続けてきた夫が、ついに耐えられなくなったようです。
もう秋なんだから、かき氷なんて入荷しないようで、どこのコンビニにも売ってなかったのです。
ある日、クロネコヤマトさんが発泡スチロールの箱を届けてくれました。
(ちなみにこの配達員さんの苗字、うちの苗字と同じなので「○○さ〜ん、ヤマト運輸の○○で〜す」と、いつも言ってくれます。親父ギャグ????)
<<移転しました>>
冷蔵便が届きました。透明のテープで一重とめてあるだけのシンプルな包装です。
私は何も頼んだ覚えがないので、贈答品か何か?と思いながら開けてみました。
そしたら、そしたら!!!!
サクレ・レモンの山もり!!
なんと、ついに私の戯言に耐えられなくなった夫が、サクレ・レモンの発売元であるフタバ食品さんのサイトから購入してくれたみたいです。
「大人買い」とは、こういうことを言うのか....
サクレ・レモンは1985年に生まれたかき氷。サクレとは、「サクサクのレモン」という意味があるそうです。
生のレモンスライスが乗っていてサクサクのかき氷。爽やかな味わいです。
こちら↑の過去記事でもご紹介したように、私はサクレ・レモン一個に対して、レモン一個ぶんを絞ったレモン汁を入れていただいてます。
なぜ肌寒くなってきたこの季節に、かき氷!?
レモン1個分も入れたら酸っぱすぎない!?
そう思われる方も多いのではないかと思いますが、これには中年女性ならではの理由があるのです。
命を維持するための、本能的な行為だとも言えるかもしれません。
口の中を冷やしたくなるのは、子宮を冷やしたいとき
ホルモンのバランスが悪くなり更年期障害のような症状があると、若いうちから「氷」をガリガリと食べたくなってしまう症状が現れたりすることがあります。
これは医学的根拠はないみたいなのですが、私の知ってる女性で子宮筋腫がある人たちは、皆「氷が食べたくて食べたくしかたがない」と言っていました。
「氷食症」と呼ばれることもあるそうです。
私はその年齢に達しているものの、ありがたいことに更年期障害の症状もないし子宮筋腫でもありません。
それでも、ガタガタ震えながらもかき氷を食べたくなってしまうので、ホルモンが大きく変化しているのだな、ということがわかります。
「なぜだかわからないけれど、あるものが無性に食べたくなる」というのは本能的なこと。
自分に必要な食べ物をとろうとする自分の感覚を信じて、そういう食品は無理に食べるのをやめたりしないようにしています。
氷を無性に食べたい!と考えてしまうようになったら、ホルモンバランスが崩れている可能性が大きいです。
中年女子ならば閉経の前後で氷が食べたくなる人も多いですね。これは仕方がないことなので氷をガリガリしつつ、ホルモンバランスが落ち着くのを待ちつつ、様子見ですね。
20代30代の女性だったら子宮筋腫かもしれませんので、病院に行って検査してもらうことをお勧めします。
鉄分不足の人、貧血の人は、氷をガリガリしたくなる
夏頃に「食べてうつぬけ」の著者であり、医師の奥平智之先生のお話をきく機会がありました。
お話を聞いていて、私がサクレ・レモンに夢中な理由がわかりました。
奥平先生は、鉄不足が原因でうつ病になったりADHDに似た症状が現れるということを発見して以来、鉄不足の解消方法を伝える活動をしておられます。
無駄な投薬をする前に、血液検査で鉄不足かどうか調べることを勧めていますが、それ以外にも鉄不足の兆候が現れるので自己チェックすることもできます。
「爪」がその最たるチェックポイント。鉄不足の爪はすぐにわかります。
それから急に具合が悪くなり疲労感と鬱っぽい感じが出てきたら、鉄不足かもしれないということです。
そしてそして。。。。
これは、鉄不足です!と先生はおっしゃいました。
子宮筋腫の方が氷をガリガリ食べたくなってしまう理由は、子宮を冷やしたいということに加えて「貧血だから」ということもあるのですね。
それから、酸っぱい食べ物は、鉄分が体に吸収されることを助けてくれる成分です。
実は、奥平先生に私の爪を見てもらったら、鉄不足だと言われました。
私がサクレ・レモンに、レモン汁を一個絞って食べたくなってしまうようになったのは、「鉄」を補うために本能的にやっていることなのか!?とも思えました。
どうしても2個は食べたくなってしまうのです。
ちなみに、「氷をガリガリしたい」のがここでいう症状であって、ただ単に「冷たい飲み物が好き」なのは、また別の話です。
氷をガリガリの科学的検証
「氷をガリガリ食べたくなると鉄不足で貧血」というのは、奥平先生の長年の経験による分析結果でわかったこと。
他のドクターも認識していることもありますし、さらには東洋医学の分野では知られていることです。
「氷で口を冷やしたくなる人は子宮を冷やしたがっている」、というのも東洋医学からきている所見になります。
ですが、このどちらについても、「なぜなのか?」について科学的検証はまだされていませんので、ご了承ください。
私は若い頃から冷たいものが苦手で、アイスティーやジュースを注文するとき、いつも「氷抜きでお願いします」と頼んでいました。
今でも、そのようにお願いすることがあるぐらいです。
かき氷が好きになったのは、50代になってから。自分でも驚きです。
冷たい飲み物は苦手なのに、氷をガリガリしたいのです。
体の変化に伴って嗜好が変わってくるのだな、としみじみ感じています。
と.....
サクレ・レモンを家人に大人買いさせたぐらいの変態になってしまった自分を、弁護する意味も込めて書いてみました〜(笑。
あなたにもなにか、思い当たることがありましたか!?