できれば家の中は、いつも片付いた状態をキープしたいと願っています。
「絶対にそうしたい!」と宣言すると、そうならない時に落ち込むので「願ってます」という言い方をしております....。
他のファミリーメンバーも一緒に暮らしている以上は、ままならないこともありますからね。
<<移転しました>>
先日も家人から、「帰宅したら着替える “部屋着用のショートパンツ” を、出しっ放しにしておきたい」という要望がありました(涙。
ベッドしかない白で統一されたミニマルな寝室には、小さな取っ手付きのカゴだけが置いてあります。
そのカゴに部屋着のスェットが無造作にポンっと引っ掛けられている。あまりにも視覚的にアウトな光景です。
見ていると悲しくなってしまうので、そんな余計なストレスから逃れるために、自分自身のことを省みることにしました。
「なぜ私はそんなにも片付いてることにこだわっているのかしら?」と、考えてみたのです。
しばらく考えていたら、どうしてなのか?がなんとなく見えてきました。
時間を増やしたいと願っているから
考えてみてわかったことは、
「片付いた状態をキープしたい」のは、もっと時間を捻出したいから。
「自由に使える時間を増やしたい」という願いがはじめにありきで、その手段の一つとして片付いた状態をキープしたいのです。
①★モノを探している時間
②★モノの選択を迷っている時間
③★モノを動かしたり管理したりする時間
これらの時間は、断捨離することが可能ではないでしょうか!?こういったことに費やす時間をカットしていけば、そのぶん自分の好きなことに使うことに当てられます。
私は、紙モノの探し物をすることに時間を費やしてしまうことがあります。「あの書類どこだっけ?」とか「ここにあったはずなのに無い!」とか、結構あるのです。
洋服が大量にあった頃は、上下の組み合わせやコーディネートを考えていると、時間がどんどん過ぎていきました。
洋服の断捨離が終わってからは、服の数が少なくなったので、迷っている時間が大幅に減りました。
今の住まいはバリアフリーなので、ロボット掃除機のルンバが大活躍できる環境です。
でも、床に物が置きっぱなしになっていたら、ルンバをすぐに使うことができません。床に物を置きたくないなら片付けて、モノを減らすしかないのです。
その昔は、掃除機をかけるために、まずは物をどけていた時代もありました。これは、けっこう時間の無駄遣いだなと、今となっては思えます。
素早く選ぶためには3つの選択肢から
マーケティングの世界では、6から7つほどの選択肢があると、いちばん売れやすい、と言われています。悩みながらも自分で選び抜ける個数だからです。
数十種類から選ばなくてはいけない状況にとなると、選びきれず、結局購入しない人が増えるのだそうです。
マーケティング云々ということは横に置いておいて認知機能的に、人間にとってサラっと素早く選べる個数は3個までなのだそうです。
考えずに速攻で「コレ!」と答えが出せる数が3つまで。
モノを選ぶのにかかる時間をなくせば、かなり自由に使える時間が増えます。
ということは、選択肢を3つまでにしておくと、家の中での動きの無駄がかなり減ると考えられるのではないでしょうか!?
例えば、セーターを3枚にすると、出かける前に速攻で選べるかもしれません。
もちろん、3より下の数、2つとか1つならもっと素早く選べますね!
出しっ放しは名探偵?
「自宅で着る部屋着を出しっぱなしにしたい」と言った家人。実は特技があります。
探しモノを見つけることです!
紙モノの探し物をすることが多い私。「あれが見当たらない!」と呟くと、素早く見つけてきてくれるのです。
出しっ放しタイプの人は、そのぶん、素早くモノを探し出すことができるのでしょうか。だから「出しっ放しでも大丈夫」と平静でいられるのかも?
私は探し出すことがとても苦手です。発見までに時間がかかり遅いです。
そのような時間が勿体ないから「片付いた状態をキープしていたい」と、必要以上に思ってしまうのかもしれません。
モノが少なく片付いていれば、探す手間ひまがグンと減りますからね。
でも....
一家に一人、素早くモノを探し出せる人がいるなら、そんなに躍起にならなくても、まいっか(笑。
あなたのお家でも、こんなことってありますか!?