誰かと会話していて「なんだか侵略されてる感があるな〜」と、圧のようなものを感じることがあります。
例えば、いろいろ質問されまくったり、何も聞いてないのにアドバイスを語り続けたりする人もいます。
でも、それは「何か話さなくちゃ!」という相手の気遣いからきていることもよくありますので、一概に嫌な人だと決めつけられません。
<<移転しました>>
私もコミュニケーションの最中に、気を遣うあまり質問しまくってしまうことがあります。相手のちょっと困惑した顔で「やりすぎた!」と、気づいたりするのです。
そんな風にならないためには、どうすれば良いのでしょうか!?
円滑なコミュニケーションをするために大切なことは、相手に「侵略されてると感じさせない」こと。
そのためにできることは....
意外と簡単なことなのです!
相手の範囲に侵入しないようにする方法
人とのコミュニケーションにおいて、相手に “侵略されてる感” を与えないためには、
「自分の範囲内」に留まりながら
会話を進めていくこと。
つまり、自分サイドの事情を話す。自分の気持ちを話す。ということです。
私の失敗談のように、相手に質問ばかりしていると相手は自分のプライベートエリアに侵入されたような気分になってしまいます。
本気で質問したい場合は、自分サイドの事情を先に話すことが得策です。
「あなたのやっている○○に以前から興味があったのでお聞きしたいのですが...」などと、自分の範囲内から質問を投げかければ、相手も詮索されている感覚に陥ったりすることもなく、コミュニケーションが上手くいきます。
具体的には、
主語を「私は..」にして話す。です。
勝手な解釈は、相手の範囲を侵略している事になる
過度に『質問』しずぎることの他にも、相手に侵入された感を与えてしまうことはいくつもあります。
一つは、『アドバイス』をしてしまうこと。詳しい事情も知らず、相手のことを深く理解していないのに、アドバイスをしてしまうのは、相手サイドへの不法侵入です。
それと、相手の『気持ち』を勝手に解釈してしまうこと。これもすごく侵略されてる感覚をもってしまいますよね。
『事情』を勝手にストーリー化されることもあります。
あるご婦人が、シングルマザーになったばかりの30代女性に対して、「あなたは今、大変な境地に立たされ苦しんでいますよね、私にできることがあれば言ってください」と優しい言葉をかけていました。
ですが実際には、その30代女性は数年後も見据えて計画的な離婚をしていますし、仕事もあるので、先の心配はないのです。しかも元夫に心がないので辛くもなかったのです。
テクニックではなく、心のあり方で変わる!
コミュニケーションに関することは人間関係に直結していますので、興味を持つ人が多いサブジェクトです。
会話についてのテクニックについては、書籍もたくさん出回っています。
ところが、人と人とが会話を交わすときは、完璧にパターン化されているわけではありませんので、その通りにいくとは限りません。
テクニックだけを知っていても、上手くいかないこともあるのではないでしょうか!?
『自分サイドの範囲内から会話する』ことだけを意識していれば、テクニックなどを駆使しなくても、大抵の場合コミュニケーションが上手くいきます。
「侵略されてる感」を持たせることなく、自分の範囲内だけに留まっていれば、人との会話において問題が起きることはほとんど無いでしょう。
テクニックにこだわるより、意識を変えてみたり、「心のあり方」を見直す方が、より大きな違いを生み出せたりするのです。